BCC (Background Color Compensator)

BCCによる色調整で、Pico Projectorの映像を様々な色の壁に映す事ができます。もう白いスクリーンを使う必要はありません。

企業の会議室や映画館にあるような従来の方式のプロジェクターは、白色スクリーンにコンテンツを映すように作られています。商用のコンテンツはマスタリングやレンダリングの段階で色の調整が施されます。

Pico Projectorは、携帯性に優れて簡単に使える事を念頭に設計されています。その簡易性ゆえ、Pico Projectorの映像は常に白色スクリーンに映されているとは限りません。その結果、映されたコンテンツは壁の色の影響を受けて、意図された映像とは大きく違ったものになってしまいます。図1は、画像を白色スクリーン(左)と緑色スクリーン(右)に映した時の比較です。

 

図1 異なった色のスクリーンに映されたPico Projectorの映像

 

クイックロジックのBCC (Background Color Compensator) は、ArcticLink II VXArcticLink III VX (VX6)で利用可能です。高度なカラーバランスと色補正により、スクリーンに映されるコンテンツが意図された色で再現される様に調整します。図2は調整される前と後のコンテンツを比較したものです。

図2 BCCにより補正される前と後の映像を比較

 

BCCは、マニュアルもしくはオートのいずれかのモードで動きます。マニュアルモードでは、ユーザーがスクリーンや壁の色情報をGUIやアプリケーションなどを使いPico Projectorに直接入力します。BCCはその色情報をもとにコンテンツの色の調整をして本来映されるべき色をスクリーン上に再現します。

オートモードでは、ボード上のカラーセンサーがI²CやホストOSを通してスクリーンの色情報を得て、その情報をもとにコンテンツの色調整を行います。モードのオンとオフはその場で切り替える事が可能です。

どの程度、色を補正するかはクイックロジックとOEMの間でデザインを決定する段階で決める事になりますが、OEMやシステム設計者の裁量に任されます。

Pico Projectorに理想的なBCCソリューションは、ArcticLink II VXArcticLink III VX (VX6)で利用可能です。