カリフォルニア州サニーベール — 2015年7月30日

クイックロジック、世界最先端センサー プロセッシング SoC「EOS プラットフォーム」を発表

o 独自のマルチコア センサー プロセッシング SoC (System-On-a-Chip) が業界をリードする電力レベルで世界クラスの計算能力を実現する段階的アーキテクチャを提供

o 従来の ARM M4F ベース マイクロコントローラー センサー ハブ ソリューションと比べて、数分の 1 の消費電力で 80% 以上高い計算能力を実現

o 専用の音声処理アーキテクチャによって、350µA 以下で常時オンの音声認識アプリケーションが可能になる

 

カリフォルニア州サニーベール (2015 年 7 月 30 日) - 超低電力でプログラム可能なセンサー ハブ ソリューションの革新企業である QuickLogic Corporation (NASDAQ: QUIK) は、最新の EOS™ S3 センサー プロセッシング システムを本日発表しました。EOS プラットフォームは、革新的なアーキテクチャを採用しているため、競合技術の数分の 1 の消費電力で、業界最先端の計算主体センサー駆動型アプリケーションを可能にします。

EoS プラットフォームは、3 つの専用プロセッシング エンジンを統合したマルチコア SoC であり、クイックロジックが現在特許を申請している µDSP と同様の FFE (Flexible Fusion Engine)、ARM 社製 Cortex M4F マイクロコントローラー (MCU)、およびフロントエンド センサー マネージャが含まれます。FFE とセンサー マネージャは、大量のアルゴリズム処理を行い、浮動小数点 MCU のデューティ サイクルを最小化します。このアプローチでは、総消費電力を大幅に削減できるため、モバイル、ウェアラブル、および IOT デバイス設計者は、PDR (歩行者自律航法)、屋内ナビゲーション、動きを考慮した心拍数モニタリング、そのほか高度な生物学的アプリケーションなど、電力バジェット内で次世代のセンサー駆動型アプリケーションを実現できます。

EOS プラットフォームには、Always-Listening (完全ハンズフリー) の音声アプリケーション向けに設計された、ハードウェア サブシステムが含まれます。クイックロジック社製の専用 PDM-PCM 変換ブロックと Sensory™ 社製の Low Power Sound Detector (LPSD) テクノロジーを利用する EOS システムは、従来の MCU ベース ソリューションよりはるかに優れた 350µA 以下の消費電力で「常時オン」の音声トリガー/音声認識を可能にします。

また、EOS プラットフォームは、インシステムで再プログラム可能な 2,800 個の有効なロジック セルを用意しており、さらなる FFE の追加やカスタマー固有のハードウェア差別化機能の構築が可能になります。このプラットフォームで実現するセンサー プロセッシング システムは、業界最高のハードウェアとソフトウェアの柔軟な組み合わせ、計算能力、および低消費電力動作が可能です。

EOS SoC は、クイックロジックの広範な SenseMe™ アルゴリズム ライブラリの能力を最大限に引き出すことを目的に設計されたものです。EOS S3 プラットフォームおよび SenseMe ライブラリは、Android Lollipop のみならず、多様な RTOS (Real Time Operating System) にも準拠しています。このプラットフォームは、センサーやアルゴリズムにとらわれないため、クイックロジックの業界標準 Eclipse IDE (統合開発環境) プラグインを介して、サードパーティやカスタマーが開発したアルゴリズムに対応できます。この IDE は、最適化された確実なコード生成ツールを提供する上に、機能豊富なデバッグ環境も備えているため、既存のコードを EOS S3プラットフォームの FFE および ARM M4F MCUへ素早くポーティングできます。

IHS iSuppli 社の研究データによると、スマートフォン、タブレット、およびウェアラブル アプリケーションで使用されるセンサー プロセッシング ソリューションの市場 (TAM) は、2019 年に 20億ユニットに達すると予想されています。IHS Technology 社の主席アナリスト Tom Hackenberg (トム・ハッケンバーグ) 氏は、次のように述べています。「ハンドセット、タブレット、および装着可能なヘルス/フィットネス デバイスにおいて、センサー ハブとしてのエンベデッド プロセッサの年間市場は、2019 年までに 20億ユニットを超えると予想しています。この市場成長は、歩数計のようなシンプルな製品から「常時オン」機能を備えた最先端の多目的デバイスへ移行するにつれて、各製品で使用されるセンサーの数が増加することで加速します。バッテリー寿命を犠牲にせずに、これらの高い要求を満たすということは、つまり最先端デバイスの実現には消費電力が主な要因となります。クイックロジックの EOS プラットフォームなどの電力効率に優れたセンサー ハブは、消費電力を増加させずに複数の高度な機能を簡単かつ素早く統合できるイネーブリング ハードウェアとなるでしょう。」

いくつかのターゲット アプリケーション例 (全てではありません) を次に示します。

• Always-on (常時オン) で Always-listening (完全ハンズフリー) の音声認識/トリガー

• 歩数計、歩行者自律航法、屋内ナビゲーション

• 自発運動/行動モニタリング

• 生物学的センサー/環境センサー アプリケーション

• センサー フュージョン (ジェスチャーおよびコンテキスト認識)

• AR (拡張現実)

• ゲーム

クイックロジックのワールドワイド セールスおよびマーケティング部門の部長 Brian Faith (ブライアン フェイス) は、次のように述べています。「クイックロジックの革新的 EOS プラットフォームは、かつては今日のモバイル デバイスで求められるバッテリー寿命制約ではインプリメントすることが困難であった新しいクラスの最先端アプリケーションを可能にします。EOS は、マルチコア センサー プロセッシングに新たな標準を作りました。現在の市場では、柔軟性、計算帯域幅、超低消費電力をすべて可能にするソリューションは、ほかにありません。」

機能 詳細
プロセッサコア
  • 最大処理能力 : 180 DMIPS
  • コードおよびデータ ストレージ : 合計  578KB (SRAM)
クイックロジック社製 μDSP FFE (Flexible Fusion Engine)
  • 50KB SRAM (コード用)
  • 16KB SRAM (データ用)
  • 超長命令語 (VLIW) μDSP アーキテクチャ
  • 50 µW/MHz
  • わずか 12.5 µW/DMIPS
ARM 社製 Cortex M4F
  • 最大 80MHz
  • 最大 512 KB SRAM
  • 32 ビット (浮動小数点ユニットを含む)
  • 100 µWs/MHz
  • つまり最大 80 µW/DMIPS
プログラマブル ロジック
  • 有効なロジック セル数 : 2,800
  • さらなる FFE やカスタマー独自機能を実装可能
パッケージ  
ボール グリッド アレイ (BGA)
  • 3.5 x 3.5mm x 0.8mm、0.40mm ボール ピッチ、49 ボール、34 ユーザー I/O
ウェハ レベル チップ スケール パッケージ (WLCSP)
  • 2.5 x 2.3mm x 0.7mm、0.35mm ボール ピッチ、36 ボール、28 ユーザー I/O
音声処理機能
  • Sensory 社製コンポーネントを併用して実現する「常時オン」の音声トリガーおよびフレーズ認識機能
  • モノラルおよびステレオ モード対応の I2S および PDM マイクロフォン入力
  • 統合されたハードウェア PDM-PCM 変換ブロック
  • Sensory 社製 Low Power Sound Detector (LPSD)
インターフェイスサポート  
ホストへ
  • SPIスレーブ
センサーおよびペリフェラルへ
  • SPI マスター (×2)、I²C、UART
マイクロフォンへ
  • PDM および I²S
その他のコンポーネント  
ADC
  • 12ビットシグマデルタ
レギュレーター
  • LDO (低ドロップ アウト)、1.8 ~3.6V 入力対応
システムクロック
  • 32kHz 高速オンチップ オシレーター
開発環境
  • 業界標準 Eclipse IDE プラグイン

 

利用開始日

EOS センサー プロセッシング プラットフォームのサンプル品は、2015 年 9 月に提供を開始致します。詳細は、www.quicklogic.com/EOS をご覧ください。

クイックロジックについて

QuickLogic Corporation は、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル、モバイル エンタープライズ OEM 向けに超低電力でカスタマイズ自在なセンサー プロセッシング プラットフォーム、ディスプレイ、およびコネクティビティ半導体ソリューションを提供するリーディング プロバイダーです。これらのプログラム可能なシリコンとソフトウェアのソリューションは、総称して CSSP (特定顧客向けスタンダード製品) と呼ばれており、ハードウェアで差別化した製品を素早く市場へ投入できるだけでなく、コストも抑えることができます。クイックロジックおよび CSSP の詳細は、 jp.quicklogic.comをご覧ください。

プレスお問い合せ先:
中西郁雄
クイックロジック株式会社
03-5875-0547

QuickLogicの名称は登録商標であり、QuickLogicのロゴはQuickLogic社の商標です。その他のすべてのブランドおよび商標はそれぞれの所有者の資産であり、相応に扱われなければなりません。