カリフォルニア州サニーベール — 2013年10月16日

クイックロジックがターゲット消費電力内で常時オンのコンテキスト認識させる 初のセンサー・ハブを提供

  • 多軸コンテキスト認識センシングの消費電力量をシステム電力の約1%まで削減
  • センサーハブ アーキテクチャのパラダイム・シフトにより、モバイルデバイスでこれまで不可能だった新たなセンサー使用事例が実現可能に

低電力特定顧客向けスタンダード製品(CSSP)のイノベーター、クイックロジックは、本日モバイル・デバイス向け超低電力センサー・ハブ・ソリューション プラットフォーム (Ultra-Low Power Sensor Hub Solution) ArcticLink® 3 S1を発表しました。S1プラットフォームは、消費電力をシステム電力の約1%に削減することで、センサーの管理とフュージョンの統合、アプリケーション・プロセッサ・コミュニケーションの最適化、常時オンのコンテキスト認識を実現します。

現世代のスマートフォンは通常、マイクロコントローラ/マイクロプロセッサ上で実行するソフトウェア、またはセンサーフュージョンASSP (特定用途向け汎用LSIを実装しています。これらのマイクロコントローラやマイクロプロセッサベースのソリューションは、バッテリー容量を増加しない限り、システム電力1%未満の低電力で動作させることはできないため、コスト、サイズ、重量の面で割高になります。さらに、ASSPソリューションは現在、コンテキスト認識するための新たなアルゴリズム等を実装するのに必要な柔軟性を備えていません。

クイックロジックは、リアルタイムにセンサー・データを処理するため、センサーのフロントエンド処理用の低電力CISCベース演算ユニット(ALU)、リプログラマブル・ロジックブロックを組みあわせ、新たなセンサー・ハブ・アーキテクチャを考案しました。この新しいプラットフォームは、スマートフォンのアプリケーション・プロセッサからリアルタイム管理のオフロードとセンサー・データの計算を可能にすることで、モバイル・デバイスまたは常時オンのコンテキスト認識において、低電力を維持しつつ、新たなセンサー使用事例の追加実装を可能にします。OEMとサードパーティ・ソフトウェア・デベロッパーは、ステップ計測(歩数計)、その他ヘルスとフィットネスのモニタリング、自律推測航法/インドア・ナビゲーション、行動分析、リアルタイムのスポーツ・データ収集、その他の拡張といった、常時オンのコンテキスト認識を必要とする多数のアプリケーションが実現可能です。

ArcticLink 3 S1は、独自のクイックロジック技術を統合しています。センサー・マネージャは、加速度計、磁力計、ジャイロスコープ、周辺光センサー、圧力センサーなどの多軸センサーとコミュニケーションする超低電力I2Cマスター・インターフェースを実装しており、システムのアプリケーション・プロセッサをスリープ状態にしたまま、極めて低電力で複数秒のセンサー・データのサンプリングとバッファリングを実行します。FFE(一体型フレキシブル・フュージョン・エンジン)は、センサー・データをホスト・アプリケーション・プロセッサに送信する前に処理、フィルタリング、解析を実行するように特別に設計されています。FFEで実行されるマイクロコードは、センサー・フュージョン、バックグラウンド・センサーキャリブレーション、コンテキスト変更アルゴリズムを用いて、多数の複雑な算術関数を実行できるようにプログラムされています。ArcticLink 3 S1プラットフォームは、高性能ゲーム、画像安定化用途向けに高速応答動作検知が可能であり、ホスト・アプリケーション・プロセッサへのデータ転送を最適化するプログラマブル・コミュニケーション・マネージャを装備しています。最後に、S1プラットフォームはクイックロジックの最新の低電力、リアルタイム・プログラマブル・ロジックで構成されているため、プラットフォームはさまざまなOEM要件向けにカスタマイズすることが可能です。

プラットフォームの他に、クイックロジックは、アルゴリズムを定義、シミュレートして、FFEにマッピングするデベロッパー向けに、FFEAT(フレキシブル・フュージョン・エンジン・アルゴリズム・ツール)と呼ばれるソフトウェア・ツールを開発しました。特許申請中のAL3S1プラットフォームとFFEATツールのシステム・ソリューションは、省エネ実装においてOEMがどのようにセンサーを実装していくかのパラダイム・シフトを表しています。

IHSのディレクター兼MEMS/センサーのシニア主席アナリストJérémie Bouchaud氏は、「スマートフォンは、引き続きMEMS市場向けの大規模な高成長マーケットを代表しています。2016年までに、ほとんどのスマートフォンとタブレットには、加速度計、磁力計、ジャイロスコープといった慣性MEMSセンサーが搭載されます。これらのセンサーと、最低限のバッテリーの消耗で常時オン・コンテキスト認識を提供するセンサー・ハブ技術を組み合わせれば、多数のサードパーティ・アプリケーションの作成が可能となります」と述べています。

クイックロジックのグローバル・セールス&マーケティング部門バイス・プレジデント、Brian Faithは、「スマートフォン、タブレット、その他のモバイル・デバイスの設計者は、システム電力の1%で必要な計算能力を提供するセンサー・ハブ・ソリューションを要求しています。当社の新ArcticLink 3 S1センサー・ハブ・ソリューション・プラットフォーム利用して、当社は設計者のこうした要求に対応してきました。このソリューションを利用すれば、OEMは常時オン・コンテキスト認識を実装し、これまでには実現困難だった新世代機能とアプリケーションが実現できます」と述べています。

提供形態

クイックロジックArcticLink 3 S1センサー・ハブ・ソリューションとFFEATツールは、本日から販売を開始します。クイックロジックは、OEMのセンサー・ハブ要件について直接サポートします。また、カタログ、既製のソリューションも提供いたします。詳細は、www.quicklogic.com/sensorhubをご覧ください。

クイックロジックについて

QuickLogic Corporation は、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル、モバイル エンタープライズ OEM 向けに超低電力でカスタマイズ自在なセンサー プロセッシング プラットフォーム、ディスプレイ、およびコネクティビティ半導体ソリューションを提供するリーディング プロバイダーです。これらのプログラム可能なシリコンとソフトウェアのソリューションは、総称して CSSP (特定顧客向けスタンダード製品) と呼ばれており、ハードウェアで差別化した製品を素早く市場へ投入できるだけでなく、コストも抑えることができます。クイックロジックおよび CSSP の詳細は、 jp.quicklogic.comをご覧ください。

プレスお問い合せ先:
中西郁雄
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